最近食べたおいしいものは母の手作り食パンです。レーズン入りのふんわりもちもち食パンです。その食パンはある程度冷えてもまだこころもちかふんわりもちもち感は残っています。それに目玉焼き、ポテトサラダ、ウインナー、といった付け合わせがついたものです。なかでも、最近食べた付け合わせのなかで一番レーズン入り食パンとマッチした食材はハンバーグでした。ハンバーグには手作りっぽい味のデミグラスソース的なものがかかっていました。ただ、あとで聞いてみると、ハンバーグも上にかかったデミグラスソースてきな味のソースも手作りのものではありませんでした。それでも、そのハンバーグをサラダのレタスをレーズンパンの上に乗せて、ハンバーグをはさんで食べるとおいしかったです。レーズンパンならではの、レーズンの甘さとハンバーグのデミグラスソースとの相性はバッチリでした。皆さんもよくご存知のあのグルメレポーター風に表現しますと、その食材をくちの中に含んだ時にその食材達が舞踏会を開きダンスを踊っている最中の感覚です。その状態はくちの中から全身へと響き渡る感じになっていました。その時、こんなにおいしいものを久しぶりにくちにしたなと思いました。これからも、こんな大げさな表現ができる食材の組み合わせと出会えればいいなと思いました。この時の食材の味は確かに、火のうちどころのない申し分のないものでした。ただ、ひとつだけ注文をつけるとすれば、もう少し量が欲しかったと思いました。